ポイント
2月~3月にフキノトウが出ていた日当たりの良い場所に4月~5月には野蕗が群生してきます。
新緑の季節の野蕗は皮にあるスジも柔らかく、あくによるえぐみも少ないため、食べやすい旬となります。
本来はしっかりあく抜きが必要な蕗ですが、鋳物フライパンならあく抜きなしでも大丈夫です。(先人の知恵。ポリフェノールたっぷり、鉄分も豊富に摂取。)
(苦みやえぐみが苦手な方や小さいお子様には、湯でこぼしてから水にさらす、あく抜きをしてから調理してください。)
鉄によるあく抜きが出来ている目印は伽羅と呼ばれる由縁の黒色です。ポリフェノールと鉄分が反応し、香木の伽羅のように黒褐色になってくれば成功です。(醤油と砂糖の色だけではありません)
SSCフライパンなら縁が立っていて深いので煮込み料理にも向いています。(ステンレス鍋、アルミ鍋、ホーロー鍋では、このあく抜きはできません。)
しっかり春を味わいましょう♪
黒砂糖がなければ白砂糖でも大丈夫ですが、黒糖の方が風味がよくなります。
白ごま、かつお節、唐辛子などお好みで仕上げ前に入れても美味しいです。
〇使用した調理器具
SSC鋳物フライパン 26㎝
※フキの「あく」についての農林水産省の資料です。綺麗な緑色のフキの煮物などする場合にはしっかりあく抜きをしましょう。
農林水産省(フキのあく抜きについて)
材料
- 野蕗(フキ)
- 一束(一握り600g程)
- 水
- 150cc
- 酒
- 100cc
- 黒砂糖(砂糖も可)
- 大さじ6
- 醤油
- 大さじ6
- みりん
- 大さじ2
1
【下ごしらえ】
葉を取った野蕗のスジを取ります。(完全に取り切らなくても大丈夫です)(ゴム手袋などをしないと手が茶色になります。)太い方、細い方の両方から表面のスジをさっと取ります。
4~6cm程度の長さに切ってよく洗います。2
【煮る1】
蕗、水、酒と醤油大さじ3を入れ沸騰したら、蓋をして10分ほど中火で煮ます。
油は使いません。(油を使うとあく抜きがうまくできません。)
3
【煮る2】
砂糖を入れ、さらに30分蓋をして弱火で煮ます。
一旦火を止め冷まし、粗熱を取ります。
4
【煮る3】
さらに醤油大さじ3と、みりんを入れ30~40分、中火で煮詰めます。
時々、中へ空気をいれるように返して、焦げ付かないように。
真っ黒な伽羅蕗を目指しましょう。
水分がなくなったらバットなどに広げ、冷まして完成です。
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Staff_K13(鉄ミネラルアドバイザー) プロフィール
UNILLOYスタッフK13(広報およびSNS管理、品質保証、新商品開発担当(SSCamp!デザイン))【鉄ミネラルアドバイザー、鋳造技士、鋳造一級技能士】鋳物フライパンを使った効果的な鉄分補給をご提案します。(料理歴30年以上、キャンプ歴25年、3姉妹の父)
Instagram:@keiichi6123