旬の野菜が彩る新潟のっぺ

ポイント

★新潟の郷土料理シリーズ
お正月をはじめ、お盆や行事ごとには欠かせない新潟の郷土料理として親しまれている「のっぺ」をご紹介いたします。

歴史を辿ると、新潟は雪深い土地のため、買い物もままならない日にたくさん作り、雪を冷蔵庫代わりにして鍋ごと雪の中で保存していたそうです。
その名残からか「のっぺ」を冷やして食べることもあります。

その家庭独自の味で工夫さえ、具材、切り方、作り方、食べ方のバリエーションが広がるのものっぺの魅力です。
今回は基本の具材を揃えましたが、タケノコ、ゴボウ、鮭、鶏肉も大変おすすめです。

◎野菜のつぶやき【里芋】
里芋特有のぬめりには「ガラクタン」と言う「水溶性食物繊維」が含まれています。
このタイプの食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにするため血糖値の上昇を抑える働きが期待されています。
また、整腸作用があるので、腸内環境のバランスを保ち、免疫力の維持にもつながります。


〇ターゲット・ジャンル
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☆使用したユニロイ
[浅型]卯の花 22cm →ご購入はこちら



材料(4人分)

里芋
350g
レンコン
100g
ニンジン
100g
こんにゃく
100g
サヤエンドウ
30g
干し椎茸
2個
ホタテ貝柱(乾燥)
20g
かまぼこ
80g
銀杏(茹で)
40g
いくら
適量

【A】

出汁(かつお節・昆布)
400ml
干し椎茸の戻し汁
100ml
ホタテの戻し汁
100ml
薄口醤油
大さじ1.5
砂糖
大さじ1
大さじ1
みりん
大さじ1
適量
  • 1

    【材料の下準備】
    ・サトイモは皮を剥き、塩で余分な「ぬめり」を取って水で洗い流し、2cmくらいの大きさに揃えてカットする。
    ★汁に粘り気が出ると煮ている最中に吹きこぼれやすくなるため。
    ・レンコンは皮を剥き、厚さ1cmのいちょう切りにする。
    ・ニンジンは、皮を剥き、厚さ1cmの短冊切りにする。
    ・サヤエンドウは塩茹でして水気をよく切り、斜め細切りにする。
    ・干し椎茸はさっと汚れを落として100mlの冷水で戻してから薄切りにする。
    ・乾燥ホタテも100mlの水で戻しておく。
    ・かまぼこは、厚さ1cmにスライスして縦4等分に切る。
    ・コンニャクは、厚さ1cmの短冊切りにする。
  • 2

    【煮込み】
    鍋に(A)を入れて全体をよく混ぜる。
    レンコン、ニンジン、椎茸、ホタテ、コンニャクを入れ、蓋をして煮込む。
    沸騰するまでは中火にし、沸騰してからサトイモと銀杏を加えて弱火にする。(合わせて15分程度)
    ★サトイモは火が入りやすいので時間差で入れると煮崩れを防ぐことができる。
    ★銀杏は茹でてあるので後入れにする。
  • 3

    【煮込み2】
    かまぼこを加え30秒ほど煮込み(かまぼこが温まる程度)火を止める。
  • 4

    【盛付け】
    器に盛り付けて、サヤエンドウといくらを飾って出来上がり。
    ★サヤエンドウは色も食感も悪くなるので煮込まない。
    ★冷めると味が染みわたり、より美味しくなる。

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清野朱美先生【公式アンバサダー】 プロフィール

作り手の"想い"と自然が生み出す野菜の美しさに魅了され、2012年に野菜ソムリエの最高峰資格「野菜ソムリエ上級Pro.」を取得。他に、調理師、Vege-Fru Beauty Adviser、フードコーディネーターなど、食環境を豊かにするための資格を複数持つ。得意ジャンルは、美と健康を叶えるレシピで、野菜ソムリエとして、主にTV番組や料理教室などから"野菜の声"を届けている。趣味は野菜をテーマに旅すること。 Instagram:@petit.vege

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